
やな。です。
グラフィックデザイナー歴は30年ほど。
私が就職したのはパソコンでデザインする人が少〜しずつ増えてきたころのこと。
当時私を拾ってくれた会社には、パソコンが使える人がほぼいない状況でした。
(当時のデザイン業界はMacオンリーといっても良いくらいほとんどみんなMacintoshを使用)
若い人たちはきっと「どうやってデザインしてたの?」と、疑問に思うかもしれません。
どんな感じで進めていたかというと、クライアントさんにはリアルな手描きのもので完成イメージを確認していただいて(写真も文字もリアルに描く)、OKが出たら、写真は撮影へと進み(写真は借りて撮影はしない場合もある。写真を貸してくれる業者さんがいくつもあった)、文字は写植屋さんに印刷する大きさで印画紙みたいなものに出してもらいます(何色の文字を印刷する場合でもこの時点では真っ黒)。
それを切ったり貼ったりして厚紙みたいなものに原稿を作って、上にトレーシングペーパーを貼り、写真やイラストの拡大率やらトリミング、文字の色や細かい処理などの指示を書き込みます。
それを基に、製版会社さんが印刷用のフィルムみたいなものに製版します。
CMYKの4版。
お金がある案件ならさらに特色(別途指定する特別な色。CMYKじゃ出せないときに使う。企業さんのマークの色とか蛍光色とか金とか銀とか。金や銀にもいろいろある)をそれぞれの版に分けます。
新卒だった私ですが、学生時代にMacを使い始めていたので、先輩にも教えられるくらいにはすでにその使い方を理解しておりました。
そしてあっという間にその会社を辞めて、何の手土産も持たず学生時代の恩師の会社へ入社(=転がり込んだ)。
あるとき恩師に言われました。
「インターネット? っていうの? なんかホームページ? ってのをさ、作ってほしいって言われたから、覚えて」
そのままパソコンを買いに走りました。Performa。24万くらい。もちろん自腹。
当時会社からあてがわれたソフトはページミル。
ソフトの使い方はもちろん、インターネットとやらが何なのかもわからないままに。
チラシとかカタログとかのデザインしか知らないのに、画面が簡素な文字だらけの世界にいきなり放り込まれたわけです。
そもそもブラックな働き者の会社なので、終電帰宅はあたりまえ。帰宅できず寝袋で寝ることも多々あり。睡眠時間2時間なんて日々の中、テレホタイムを駆使していろいろ教えてもらいました。
掲示板とかチャットで。
見ず知らずの人に。
当時のネットの住民はあったかかったのです。
いまの『なんちゃら○町』とか『なんちゃら知恵○』とかの掲示板みたいなイジワルな回答をされることは(少なくともワタシは)なかった。
そんな経緯で、Webデザイン歴28年くらいです。
若いとはいえさすがに睡眠不足で体調はボロボロに。
ドクターストップがかかり恩師の会社を辞め、しばらくフリーランスという名のプータローのような生活をした後、MacOSがXに切り替わるという大事件が勃発。
だましだましで旧OSで乗り切っていたけれど、もう限界ってところまで来てました。
どうして大事件なのか。
OSがガラリと変わるということは、アプリケーションもフォントも全部買い換え。
なぜなら当時はアプリケーションもフォントもすべてバージョンごとに購入するスタイルが主流だったからです(しかもすべて高額)。
というわけで、就職しました。
人付き合いがニガテな私は、同士が多そうな会社へ。
「Windowsしかないけど、大丈夫だよね?」(ぇ‥‥Macしか使ったことないけど大丈夫かな?)
「HTMLわかるよね? じゃあモバイル用のやつもいけるいける。簡単だから」(ぇ‥‥何か違うの? こわ‥‥)
MacとWindows、操作感がちがいます。←これは慣れればどうとでもなります。
モバイルとパソコンのサイトの作り方も、ちがいました。←当時はDocomo、au、SoftBankの3キャリア用のコードを振り分ける必要があって、それぞれ違うお作法があった。さらにいえばケータイの機種によってもいろいろ注意しなきゃいけなかった。
そしてその会社には思ったよりオタクは居なかった。
むしろ陽キャ多め。
100人規模の会社の中で、心からわかりあえそうな同士はひとりだけ。
社長は常に怒りMAXで生きているしストレスが半端なく、メンタル豆腐のワタシはまたフリーランスに戻りました。
とはいえフリーランスは機材購入費がキツいし新しい技術も情報も入手し難く、就職してしまいたかった。
※チラシやカタログなど紙のデザインをするとなると、プリンターが必要になる。今ほど安価ではないし、お手頃価格のものは出力に時間がかかるため大量のページデザインのチェック用出力には到底間に合わない。コンビニ出力もなく、出力センターでは1「枚」単価500円とか。さらに使用OS、アプリケーションのバージョン、使用フォントによって問題が起こることもしばしば。
なんやかんやで、周りの方々のご支援と、前職で無理やり覚えた3キャリアのお作法のおかげで、なかなか素敵な会社に就職したものの、根を詰める私の性格のせいで鬱になり休職。
またフリーランス‥‥には戻りたくない。
とにかく就職してしまいたい。
どこでも良いから入れてくれ!
‥‥と、入った会社はバリバリパワハラで即退職。
もう嫌だ‥‥デザイナーやめよう‥‥と思い余って生保にw
人と話すのがニガテなのに営業職ってもうね、狂ってました。
案の定無理だったわけですが、入社前のお勉強が楽しかったから天職なんじゃないかと勘違いしておりました。
結局ストレスフルで常に頭痛が起こるようになって退職。
ハローワークで担当してくださった方が「デザインできるならやったほうが良いよ、もったいないよ」とめっちゃプッシュしてくれて、ほどよい緩さの会社にパートで入社。
カタログもチラシもPOPも自社サイトも、なんならオモチャとかカバンも作らせてもらって、サーバ移転とかメールの設定も全員分サポートして共有サーバも構築して・・・と充実した日々だったけれど、もろもろ重なり、後ろ髪を引かれつつまたフリーランスに。
十年一昔と言いますが、以前フリーランスでやっていた頃と時代は変わり、あのころほど高いお金を払わなくても最新版のアプリケーションが使えるし、フリーフォントも充実、PCも高性能のものがそこそこのお値段で手に入るようになっておりました。
‥‥スバラシイ!ヽ(゚∀゚)ノ
とか思っていたら、PTAやお仕事関係で
「PTAでやらざるを得なくなってやり始めたらハマっちゃって(ノ∀`*)」とか
「会社で無理やり担当にされちゃって(´Д`)」とか
「副業でデザインを始めたんです」って方と知り合う機会が増えてきました。
体感3倍くらい。
つまりは、Adobeの製品を使い始める or 使い始めて間もない方からの質問がなんやかんや増えてきたわけです。
そりゃそうだ、スマートフォンやタブレットの登場・普及でAdobeの製品に触れる機会も増えているし、これだけ手に入れやすくなってるんだもの。
ということは、世間でも困っているひとたちが想像以上にいるのでは?
という結論に至り、
気軽に・恥ずかしい思いをしないで・懇切丁寧に
教えてもらえるサービスがあったらシアワセになれるのではないかと思い、サイトを開設しました。
とはいえまだ志を立てたばかり。
お役に立てる情報を発信しつつ、これからみなさまと一緒に成長していけたらと考えています。
《ちなみに‥‥》
アイコンは顔アイコンジェネレーターZさんで作らせていただきました|・∀・)b
ありがたい(*´∀人)